ゆるブログ(2022/02/27)~機械設計者が教える電化製品が手に入らない理由~

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こんにちは、こんばんは、しんです。

最近新製品の台数が少なかったり、電気製品が手に入らなかったりしています。

機械設計者が教えるその理由を紹介します。

それは、半導体が入手できないからです。

それでは詳しく紹介します。

半導体とは?

ここでは簡単に半導体とは何かを説明します。

半導体は電気を通す導体と電気をほとんど通さない絶縁体との、中間の性質を持つ材料の事をいいます。

電気制御を行う小さな部品がそれにあたります。

半導体不足による影響

半導体不足になっている為、電化製品などに作ることができないのが現状です。

電化製品を買い替えたり、修理を出しても今は対応できない状態です。

それにより、在庫のある商品のみの対応となっています。

電化製品は現代では欠かせない製品です。

 

例えば、冷蔵庫、コンロ、電子レンジなどのキッチン用品から、冷暖房機器、テレビ、携帯、スマホなどの現代社会で必要なものなどです。

実際に個人的な影響として

僕の家ではすでに大きな影響を受けています。

給湯機

給湯機の電子バルブが故障し、お風呂が沸かせない状態です。

幸いお湯はでますが、湯船側にお湯を出せない状態です。

新しいものを注文はしましたが、2月時点で年を超えるかもと言われています。

納期は回答できないと言われています。

見積もりをしに来てくれた業者さんも、去年夏に注文した商品の入荷の回答ももらえていない状況との事でした。

給湯機は生産が止まっている訳ではないらしいが、優先順位をつけ生産対応しているようです。

優先順位は新築一軒家⇒新築マンション⇒エコタイプの製品⇒買い替え商品になっているようです。

僕の家のタイプとしては優先順位としては4番目になります。

マンションの自動ドア

自動ドアが故障し、修理するに部品入手が4月以降と回答がありました。

幸い自動ドアの入り口は2か所あるため、大きく生活には影響はないもののかなり不便になっています。

本業

本業では、電化製品の機械設計⇒生産をしています。

メーカーのOEMがメインの企業です。

メーカーに提案をし仕事をもらっています。

提案するにも生産開始見込みが2年後以降になってしまうためなかなか仕事を取ることができない状態です。

生産においても、何度も納期の遅延を余儀なくされています。

このような市場になると高額で半導体を売る業者を存在しています。

やむを得ずに高額でも部品を入手し、生産台数を制限して販売までする事もあります。

正直注文が来ても対応できない状態です。

修理に対してもそうです。

修理ができるものもありますが、入手困難な部品が必要なものに対しては対応できない状態です。

この状況がいつまで続くのか?

この状況はいつまで続くのでしょうか?

正直まだ先が見えていません。

僕が開発に携わったもので今注文しても来年の夏と納期回答をもらっている部品があります。

それを踏まえると最低でも2年以上はかかる想定されます。

トヨタもランドクルーザーの新車の納期が4年と発表がありました。

トヨタ「ランドクルーザー」 納車に4年!? 長すぎて整理券配布化! 「納車待ち中」に改良されたらどうなるの?
2022年1月19日、トヨタは「ランドクルーザー」の納車時期に関する情報を更新しました。発売当初から「2年待ち」という話も出ていましたが、最新の状況では納車にどれくらいかかるのでしょうか。

実際車業界ではコロナの影響で工場の運休などしたりと生産体制の問題も生じています。

世界的なトヨタでそのような状態ですので、仕方ないと思うしかありません。

最後に

コロナの影響で半導体にこれまで影響が出ると想像もしていませんでした。

半導体はもともと長納期部材として半年以上かかるものもあります。

その長納期部材が2年以上待たないと手に入らない状態になっています。

詳しい説明や新情報などありましたら、しっかりとまとめて記事にしたいとおもいます。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

 

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