「大きなミスやトラブル、事故や災害」は避けたいものですね。
そんな「大きなミスやトラブル、事故や災害」を未然に防ぐ方法があります。
それは「ヒヤリ・ハット」を1つでも減らすことにあります。
それでは詳しく説明したいと思います。
「ヒヤリ・ハット」と減らせば、大きなミスやトラブル、事故は未然に防ぐことができる。ハインリッヒの法則
事故や災害を防ぐのに有名な法則として、「ハインリッヒの法則」があります。
「ハインリッヒの法則」とは
アメリカの損害保険会社・トラベラーズ保険の技術・調査部(検査部門)に勤務していたハーバード・ウィリアム・ハインリッヒ副部長は、ある工場で発生した5,000件以上の労働災害を統計学的に調査し、「1:29:300」という比率を導きました。
※1931年に著書”Industrial Accident Prevention, A Scientific Approach“(労働災害の防止、科学的アプローチ)を発表
「重大な事故・災害」が1件あったら、その背後には29件の「軽微な事故・災害」が起こり、300件もの「ヒヤリ・ハット(異常)」した障害の無い災害が起きている、と言うことです。
出典:Wikipedia
「ヒヤリ・ハット」を減らせば、大きなミスやトラブル、事故が防げる
「ハインリッヒの法則」から、大きなミスやトラブル、事故など影に多くの「ヒヤリ・ハット(異常)」があります。
「ヒヤリ・ハット(異常)」を減らすことで、大きなミスやトラブル、事故を未然に防ぐことができると言うことです。
「ヒヤリ・ハット(異常)」をただ減らすようにするのではなく、「ヒヤリ・ハット(異常)」を状況をしっかりと把握し、原因分析をし、しっかりと対策を1つずつ行うことが大切です。
医療の世界では、「医療事故」を未然に防ぐ必要から、危機管理をよく研究されています。
また、機械設計(筐体設計)をしている私のような設計エンジニアにとっても同じです。
「問題点管理」を積み上げていき、日々不具合が生じないように、製品でユーザーのもとで事故やトラブルが起きないようにしています。
大きなミスやトラブル、事故を未然に防ぐ方法
どの業界でも、一家庭でもミスやトラブル、事故は未然に防ぎたいと思われている事でしょう。
今回紹介した法則「1:29:300」の「ハインリッヒの法則」を活用してみてはいかがでしょうか?
1件の大きなミスやトラブル、事故や災害の影には、29件の軽微なミスやトラブル、事故や災害があり、またその影には300件もの「ヒヤリ・ハット(異常)」があります。
つまり、「ヒヤリ・ハット(異常)」を減らせば、「軽微なミスやトラブル、事故や災害」は減らすことができます。
また、「軽微なミスやトラブル、事故や災害」を減れば、「大きなミスやトラブル、事故や災害」は減ると言うことであります。
「ヒヤリ・ハット(異常)」が起きたら見逃さず、状況把握・原因分析・対策をしっかりと行うように心がけるとよいでしょう。
まとめ
「ハインリッヒの法則」を紹介させて頂きました。
「ヒヤリ・ハット(異常)」は身の回りでも起きていると思います。
「ヒヤリ・ハット(異常)」を見逃さず、状況把握・原因分析・対策をして少しでも減らしていく事で、「軽微なミスやトラブル、事故や災害」を減らすことができます。
「軽微なミスやトラブル、事故や災害」を減らすことで、「大きなミスやトラブル、事故や災害」を未然に防げるようになります。
これを気に「ヒヤリ・ハット(異常)」を見つけたら、「大きなミスやトラブル、事故や災害」を防ぐヒントをもらえたと思って、状況把握・原因分析・対策をしてはいかがでしょうか?
人は必ずミスはします。
そのミスが「ヒヤリ・ハット(異常)」のうちに、状況把握・原因分析・対策をすることで大きなミスやトラブル、事故や災害」は未然に防ぐことができるのではないでしょうか?
今回紹介した「ハインリッヒの法則」は、精神科医で作家でもある樺沢 紫苑さんの著書「アウトプット大全」で紹介されています。
ご興味のある方はぜひ、手に取って読んでみてください。
「ハインリッヒの法則」は「アウトプット大全」230ページに記載されています。
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