蚊取り線香使ってますか?
使っている方で、こんな疑問を持ったことはないでしょうか?
「蚊取り線香って「右巻き」「左巻き」さてどっち?」
右巻き?左巻き?どっちだろう?
そんな素朴な疑問をスパッと答えます。
「右巻き」も「左巻き」も存在しています!
なぜどちらも存在するか?を紹介したいと思います。
蚊取り線香の歴史
なぜどちらも存在するか?を説明するためには、蚊取り線香の歴史が深く関わっています。
蚊取り線香は「金鳥(KINCHO)」が世界で初めて渦巻きを販売
出典:KINCHO
蚊取り線香を明治23年「棒状蚊取線香(蚊取線香誕生時)」を、大日本除虫菊株式会社(「金鳥(KINCHO)」ブランドの会社)が販売開始しました。
しかし、「棒状蚊取線香(蚊取線香誕生時)」は20㎝の棒状で、燃焼時間は40分ほどしか持ちませんでした。
棒状で燃焼時間をのばす為に、長くしたり、太くしたり試行錯誤したそうです。
長くしたり、太くしたりすると折れたり倒れたりしてしまい、火事のもとになってしまいます。
蛇がとぐろを巻いているのをみた、大日本除虫菊株式会社創業者の上山英一郎氏は渦巻き状で試作をを重ねたそうです。
出典:KINCHO
この写真は、当時試作をした木型になります。
しかし、これでは大量生産が難しく実生産には至らなかったそうです。
そこで2重に渦巻きをを作ることで、それを解決し、手巻きの渦巻き型蚊取り線香の販売に至ったと言うことです。
出典:KINCHO
この当時は手巻きで形を作っており、作業効率上右利きが多かったことから渦巻きの方向は右巻きで販売していました。
機械化によって他社も渦巻き状の蚊取り線香を販売
大日本除虫菊株式会社に後れを取った他社は、機械化を導入しより効率的に大量生産を開始しました。
先発で渦巻き状の蚊取り線香を作った大日本除虫菊株式会社は、機械化に後れを取りました。
そこで大日本除虫菊株式会社は他社との違いを作るために、機械化をするなら巻く方向は関係がなくなるので「左巻き」を採用し販売しました。
蚊取り線香は「右巻き」「左巻き」どちらも存在する。
出典:KINCHO
歴史を読んで頂いてわかるように、渦巻き状の蚊取り線香は販売開始当初は「右巻き」が主流でした。
機械化により大日本除虫菊株式会社「金鳥(KINCHO)」が逆巻きに変えたことで、他社との差別化をはかり独自の「左巻き」蚊取り線香が誕生しました。
よって、蚊取り線香は、「右巻き」「左巻き」どちらも存在します。
まとめ
蚊取り線香の素朴な疑問、「蚊取り線香って右巻き?左巻き?どっちなんだろう?」の答え
「右巻き」「左巻き」どちらも存在する
「右巻き」=金鳥(KINCHO)ブランド以外
「左巻き」=金鳥(KINCHO)ブランド
製品開発に携わる身として、なぜその形になったのか?はよく調査しています。
今後も「なぜ?」「素朴な疑問」について発信していこうと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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