こんにちは、こんばんは、しんです。
おすすめ小説‐その2となります。
前回は「騙し絵の牙」を紹介しました。
今回はミステリー作品の紹介になります。
その作品は「むかしむかしあるところに、死体がありました。」です。
それでは紹介します。
青柳碧人(あおやぎ あいと)
まずは簡単にですが、著者について紹介します。
著者:青柳碧人(あおやぎあいと)
経歴
1980年生まれの早稲田大学クイズ研究会OB
作者デビュー「浜村渚の計算ノート」で第3回「講談社Birth」小説部門受賞作品となりました。
あらすじ
連続5編のミステリー小説となっています。
一寸法師の不在証明
一寸法師のお話をベースにした予測不可能な殺人ミステリーです。
昔話をベースにしている割に、しっかりと辻褄(つじつま)が合うストーリーです。
ミステリーですので、内容は伏せておきます。
花咲か死者伝言
花咲か爺さんのお話をベースにした、ミステリーです。
花咲か爺さんに登場する人物や犬の、その後を描いたと言ってもいいかもしれません。
つるの倒叙がえし
鶴の恩返しのお話をベースにした、繰り返されるミステリーです。
これは読み終わった後にもう一度戻って読みたくなるような作品です。
密室竜宮城
浦島太郎のお話をベースにした密室殺人ミステリーです。
犯人は誰か?いったいなぜ?
伏線回収の点と点が交わるところは「はっ!」とします。
絶海の鬼ヶ島
桃太郎のお話をベースにしたミステリーです。
鬼退治後の鬼ヶ島で起きる殺鬼?ミステリーです。
最後に
作者である青柳碧人さんはクイズ研究会にも所属していたことから、このような緻密なミステリー小説が生まれたと思います。
この「むかしむかしあるところに、死体がありました。」は、昔話に出てくる登場人物などの性格・性質などを利用した巧妙なトリックなどが魅力の作品となっています。
タイトルからは想像も付かないような、しっかりとしたミステリー小説です。
ミステリー小説が好きな方でも読み応えのある作品となっていると思います。
もし気になった方はぜひ読んでみてください。
昔話がどんな内容だったか思い返したい方はこちらはいかがでしょうk?
短くギュンとした映像作品となっています。
(※ここで挿絵と使った絵はこの映像のサムネイルを使用しております。)
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