50代初心者が伊吹山ヒルクライムに挑戦しました
ロードバイクを始めた頃、 坂を登るだけでも精一杯でした。
清滝峠や十三峠を、何とか止まらずに登れるようになり、
「少しは走れるようになってきたかな」
そう思い始めた頃、ふと思いました。
「レースって、どんな感じなんだろう?」
正直、不安の方が大きかったです。
- 最後まで登れるのか
- 途中で足が止まらないか
- 周りについていけるのか
初めてのレースは神河ヒルクライムレース2025でした。
「意外と最後まで走りきれた」
初レースで雨でしたが、最後まで走り切れました。
神河ヒルクライムについては別の記事で紹介しています。

伊吹山は神河に比べ勾配の緩急も多く、標高も400mほど高い。
1,000mオーバーの標高に行ったこともない。
- 酸素が薄くなって、息苦しさは耐えられるのか
そんな状態で、僕は伊吹山ヒルクライムレースに挑戦しました。
今回は、50代からロードバイクを始めた僕が、
初めて伊吹山ヒルクライムに出場して感じたことを、
できるだけリアルに書いていこうと思います。
結論から言うと、初心者でも完走は可能ですが、ペース配分がかなり重要なレースでした。
伊吹山ヒルクライムはどんなレースか
伊吹山ヒルクライムは、岐阜県の伊吹山ドライブウェイを舞台に行われるヒルクライムレースです。
距離はおよそ15km、平均勾配は6〜7%ほど。
数字だけ見るとそこまできつくないようにも感じますが、
実際に走ってみると、一定のペースで登り続ける必要があり、
思っている以上に体力を使います。
特に特徴的なのは、
- 長く続く登り
- ペース配分の難しさ
- 標高が上がるにつれてきつくなる感覚
だと思いました。
初心者でも完走は可能ですが、
決して楽なコースではないと感じました。
ドライブウェイは冬季閉鎖されており、試走するのは難しい
レース動画などである程度コースを確認するとよいとは思います。
道幅は広いので、動画では伝わらないですが
勾配は見た目よりもキツイと思っておいた方がよいと思います。
レース当日の流れ(スタート前〜スタート)
レース当日駐車場開門目指して行きましたが、すでに結構集まっていました。
当日は朝からすでに多くの参加者が集まっていて、
会場は独特の緊張感と高揚感に包まれていました。
周りを見ると、明らかに速そうな人たちも多く、
「場違いではないか…」
と少し不安になる場面もありました。
受付時には車検証と引き換えにチップとゼッケンを受け取りレース準備
準備ができた頃には荷物預かりのドライブウェイゲート手前にロードバイクで移動
荷物は大きなビニール袋を受け取りそこに大きく自分のカテゴリーと番号を書き
カテゴリー別にトラックに預ける。
スタート前は、思っていた以上に緊張していて、
心拍数も上がっていたと思います。
ただ、スタートが近づくにつれて、
「ここまで来たらやるしかない」
という気持ちに変わっていきました。
アップはローラー台など持ってきている人は車のそばで
ローラーとか持たない僕は、荷物預かり場所と駐車場の往復だけしました。
どんどん緊張が高まり、尿意が・・・
トイレは大渋滞。
並んでは見たものの全然進まず
仕方なくトイレは諦める。
トイレの数を増やしてほしいところです。
スタートはドライブウェイ料金所
50代は280名ほどいましたので、前の方に行けずに後方でスタートを待つ
そしていよいよスタート。
一斉に走り出すあの感覚は、普段のライドとはまったく違うものでした。
そんな中とうとう
「一般E50代スタート!」
実際に走って感じたこと(レース中)
序盤(〜5km)
スタート直後は、思っていた以上にペースが安定しませんでした。
自分のペースで走っているというより、「集団に走らされている」感覚でした。
500mほどは走っているというか走らされている感じでした。
本来であれば自分のペースでゆっくり入りたかったのですが、
レースの雰囲気に飲まれてしまった部分がありました。
集団からどんどん落ちていく人が出てきてやっと抜け出せました。
気づけばもうすぐ5㎞
この時点ではまだ余裕はあるものの、
後から考えると、ここが一つの反省点だったと思います。
スタート~5km区間:Ave13.2km/h
中盤(5〜10km)
中盤に入ると、徐々にきつさが増してきました。
呼吸が荒くなり、一定のリズムを保つのが難しくなってきます。
さらにこのあたりから、鼻水が出てきてしまい、
呼吸がうまく整わない時間帯がありました。
思うようにペースを維持できず、
「まだ半分ぐらいなのか…」
と感じたのを覚えています。
この区間は、体力だけでなくメンタル的にもきつい時間でした。
苦しい時間が来た頃
琵琶湖が見える区間があり
比叡山まで見える絶景をみて心を休める
- 呼吸が苦しくなる
- 鼻水が出る
- ペース維持が難しい
- 緩急が大きくなる
5km~10km区間:Ave13.4km/h
終盤(~ラスト)
終盤になると、脚の余力はほとんど残っていませんでした。
それでも止まりたくないという気持ちだけで、
とにかくペダルを回し続けました。
スピードはかなり落ちていたと思いますが、
「ここまで来たらあと少し、登りきりたい」
その気持ちだけで前に進んでいました。
ラストの下り区間では、少しだけ心拍が落ち着きました。
しかし、そこから登り返し
かなりの勾配
心がやられる。
ラストの九十九折り
絶景が待っていました。
「この景色は最高!」
心の休息タイム
最後はかなりゆっくりでしたが、
なんとか止まらずにゴールできたときは、
正直ホッとした気持ちが大きかったです。
- 脚が終わる
- でも止まりたくない
- メンタル勝負
結果(タイム・順位)
今回の結果は、
- タイム:1時間17分34秒
- 順位:一般男子E 168位/258人(エントリー282名)
という結果でした。
決して速いタイムではありませんが、
自分としては今の実力を把握できたと思います。
何よりも、最後まで止まらずに走りきれたことが
一番の収穫でした。
また、お誘いいただいたショップスタッフと仲間との時間も素晴らしかったです。
実際に出て分かった「きつさの正体」
実際に伊吹山ヒルクライムに出て感じたのは、
「一定のペースで登り続けることの難しさ」でした。
緩急のあるコースプロフィール
若干下りがあるもののすぐに登り返しがあると感じました
初心者目線ではそうなのですが、一般的に伊吹山は
坂自体は特別きつい区間があるわけではありませんが、
休めるポイントがほとんど無いと言われています
そのため、
- ペース配分
- 呼吸
- メンタル
この3つが大きく影響してくると感じました。
特に、少しでもオーバーペースになると、
後半で一気に苦しくなります。
ヒルクライムは脚だけでなく、
ペース管理がとても重要だと実感しました。
初心者目線での反省点
今回の伊吹山ヒルクライムを振り返ってみると、いくつか反省点がありました。
まず一番大きかったのは、序盤のペース配分です。
スタート直後は集団に飲み込まれ
自分のペースより少し速い状態で走ってしまっていました。
走ってしまったと言うよりも走らされていた感じでした
その影響もあって、中盤以降で余裕がなくなり、
呼吸も乱れてしまったと思います。
また、補給のタイミングももう少し考えるべきだったと感じました。
レース時間は1時間以上になるので、
途中でエネルギー切れにならないような準備も重要だったと思います。
ジェルは持って行かなかったのですが、エネルギーはドリンクで補給しました。
しかし、飲むタイミングがうまく作れずほとんど補給できませんでした。
そしてもう一つは、メンタル面です。
きつくなってきたときに、
「まだこんなにあるのか…」
と考えてしまうと、一気にしんどくなります。
コースの所々に〇kmの看板をみてまだまだ先が長いと感じ
メンタル的にやられました。
しかし、絶景を堪能することで
心を休めることもできました。
途中仲間とすれ違いお互いに声を掛け合い
仲間からも元気を注入してもらえました。
仲間がいるとメンタル的にもよいことを実感しました。
ペースだけでなく、気持ちの持ち方も大事だと感じました。
良かったこと・うまくいったこと
反省点もありましたが、良かったと感じることもいくつかありました。
まず一番は、最後まで止まらずに登りきれたことです。
また、これまで練習してきたことが、
ある程度は活かせたと感じる場面もありました。
特に、一定のリズムでペダルを回すことや、
無理にダンシングに頼らない走り方は、今回のレースでも役に立ったと思います。
ケイデンスもある80rpmをキープできていたと思います。
完璧ではありませんが、
「全く通用しなかった」という感覚ではなかったことは、
次につながる収穫でした。
これから出る人へのアドバイス
これから伊吹山ヒルクライムに出ようと思っている方へ、
初心者目線でいくつか感じたことを書いておきます。
まず一番大事だと思ったのは、
「最初から頑張りすぎないこと」です。
50代は特にですが、参加人数も多くスタート直後は
どうしても周りに引っ張られてしまいますが、
自分のペースを守ることがとても重要です。
また、スピードではなく、
一定のリズムで走ることを意識すると、後半が楽になります。
そして、補給や体調管理も大切です。
同じケイデンス(クランクの回転速度)を一定を意識し
ギアは別に残す必要はないです。
「軽すぎるかな?」と思うぐらいのギアでちょうどいいと感じました。
短いレースではありませんので、
エネルギー切れや脱水にならないように準備しておくと安心です。
ボトルに500mlぐらいは持っていくといいと思います。
持ちすぎず(軽量性)、水分補給でエネルギーを補給するとよいと思います。
あとは、シンプルですが、
「完走を目標にする」
これでいいと思います。
速く走ることも大事ですが、
まずは無事に登りきること。
それだけでも十分に価値があると感じました。
「足つきせずに、登らなきゃ」
そんな事は思わないても大丈夫です。
足つきする人は普通にいます。
来年どうするか
今回、伊吹山ヒルクライムに出場してみて、
「また出てみたい」
という気持ちが少し芽生えました。
もちろん、きつかったのは間違いありません。
でも、それ以上に得られるものが多く、
自分の成長を感じられる良い経験でした。
もし次に出るとすれば、
- 序盤のペース配分
- 呼吸のコントロール
- 補給のタイミング
このあたりを改善して、もう少し余裕を持って走れるようになりたいと思います。
今回の経験を活かして、
少しずつレベルアップしていければと考えています。
富士ヒルの前哨戦として、かなりいい時期いい距離ですので良いと思いました。
参加人数も800名ほどですので、かなり大きな大会です。
前哨戦ではなく、春のヒルクライムレースとしても普通に良いと思いました。
まとめ
ロードバイクを始めた頃は、坂を登ることさえ大変でした。
そんな自分が、ヒルクライムレースに出場して、
なんとか完走することができました。
正直に言うと、レース中はかなりきつかったです。
でも、ゴールしたときには、
「出てよかった」
そう思えました。
速く走ることももちろん大事ですが、
それ以上に、
「自分の力で登りきった」
という経験は、とても大きなものだと感じています。
ロードバイクは、少しずつでもできることが増えていくと、
どんどん楽しくなっていく趣味だと思います。
Life is short
人生は短い
だからこそ、やってみたいことはやってみる。
今回の伊吹山ヒルクライムは、
そんな気持ちを改めて感じるきっかけになりました。








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